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悠風の里から

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古本屋 

DSC02047.jpg
 
若いころは神田の古本屋街を歩くのが楽しみだった。
ぶらりぶらりと一軒一軒当てもなく冷かしていくのだが
何しろ金もない貧乏学生であるから、これはという本や
全集を見つけても、ただあこがれの目で見上げるだけだった。

立派な装丁の“漱石全集”や“ドストエフスキー全集”などは
それこそダイヤモンド以上の宝石に思えて、いつかはあれらを
自分の本箱に飾ってみたいという実現不可能な希望をいだきつつ、
その本屋を後にするのが常であった。

そんなわけで漱石全集などがバラ売りで出されていてその一冊
などを、なけなしの金をはたいて手に入れた時の喜びは何にも
代えがたい至福の瞬間であった。

古本屋街を2,3時間冷かして、“いもや”で安価な天丼を食べて
帰るのがコースで、これもまた楽しみの一つだった。野菜とイカの
天ぷらがのっただけのシンプルなものだが、こんなうまいものが
世の中に存在するのかと思ったほど美味であった。グルメ全盛の
飽食現代では考えられない貴重な贅沢であった。貧乏学生に
とっては懐かしく、楽しい思い出である。

今は古本もクリック一つで買えるようになり、便利にはなったが
あの本屋街を流して歩く牧歌的な楽しみはなくなってしまった。
まあ、中部地方のド田舎に住んで神田まで出かけていくことも
ほとんどなくなってしまったので、仕方のないことではあるけれども。


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