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陶芸復活・・・ウエッジウッド 

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  若き女性陶工

イギリスの新聞、“The Gaurdian”のコラムでうれしい記事に
出会った。イギリス中部の町、ストーク・オン・ヘレントに関する
ものである。かつてこの街はウエッジウッドに代表される陶芸の
町で、多くの窯があちこちにあり、ボーンチャイナに代表される
名品を作り出していた。

町はいつも窯の煙に包まれ、多くの優秀な陶工たちが日夜
作陶に明け暮れして、町を流れる川は噴煙と粘土のカスで
黒ずんでいたという。ここで作られた作品群は20世紀中葉から
イギリス国内を始め、世界各地に輸出され、高級陶器として多くの
人に愛され続けてきた。ドルトンやウエッジウッドなどの名は世界の
高級品として、この世界の固有名詞ともなっている。

そんな興勢を誇った陶器の街が1980年ごろから一気に輝きを失った。
安価な中国の陶器の登場である。登場というより侵略といってもいい。
同じような磁器の製品が100円程度で売り出されるようになった。
丁寧に人間の手で描かれていた絵柄は転写という方法で貼り付ける
だけでできるようになり、一気に量産体制が世にはびこってしまった。

折から世の中は経済不況で緊縮ムードまたっだ中。。日本を始め多くの
国々の人たちは手の込んだ高級品を敬遠し、安物買いに走ることとなった。
その結果、このストーク・オン・ヘレントもその波をもろにかぶり、一気に
しぼんでいった。(日本各地の焼き物産地然りである。)かつて煙突から
けむりを吐き続けていた町から、それが消え、同時にそこで暮らしていた
人たちも去り、町はかつての栄光がウソのように寂れてしまった。

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 陶芸の町 ストーク・オン・ヘレント

そんな町をよみがえらせようとする動きが今出てきたという。町がお金を
出し、かつての工房や工場を修理し、1ポンド(180円)で有能な陶工
たちに貸し出し、焼き物を復活させようという運動である。これに若い
陶工たちが答えて少しづつ人が集まっているという。世界中に安物陶器が
蔓延するこの時代に陶芸を復活させるのは至難の業である。しかも商業
ベースに乗せなければならない。前途は多難だが価値ある挑戦でもある。

ただ明るい予兆も少しづつではあるが出始めている。安物買いに飽きた
人たちが、かつての手作りの良さに戻りつつあるという。伝統文化を継承、
発展させるためにもこの傾向は歓迎すべきものである。生活苦から安いもの
安いものを買い続けてきた我々も反省しなければならない。この安物買いを
続けているうちに、知らず知らず、我々の心まで貧乏になってしまった。
カスカスな物に囲まれた世の中ではやはりカスカスな生活しかできない。

http://www.theguardian.com/uk-news/2014/nov/23/thriving-potteries-the-rebirth-of-stoke-on-trent





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