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めでたくネコで終了 

DSC02972.jpg


去年の11月から読み始めた夏目漱石。
“吾輩は猫である”をもって無事読了。

処女作を最後に読むという“へそ曲がり的読書”では
ありましたが、漱石もかれこれ4回目ぐらいなので
こんな読み方もたまにはいいだろうと、一人勝手に納得
して行動に及んだ次第。

漱石は読むたびにいろんな発見があるから、何回読んでも
飽きないのであるが、今回特に気が付いたのは、多くの
作品が三角関係で成り立っているというところでした。

“三四郎”をはじめとして、“それから”、“門”、
“虞美人草”・・・そして代表作“こころ”まで。

封建主義がまだ抜けきらない明治の世の中で、真の愛を
めざして社会と決然と袂を分かっていく男と女。当然
社会から疎んじられて苦労していくのであるが、そんな
男女の愛の姿を勇気をもって描いていく漱石の近代精神、
未来志向の視点には感心させられます。

また漢文と英語に秀でた作者が、小説の中でこれらを
自由自在に操っているのですが、貧困なボキャブラリーを
ただやかましく振りまわしているだけの現代に生きるもの
から見ると、はなはだうらやましい限りです。

DSC02974.jpg


我々が使う言語は今、ますます簡略化された方向へと
進んでいます。やさしい言い回し、楽な聞き取りばかりを
繰り返していると人間の脳はだんだん退化していきます。
かつてあった美しい表現や言い回しを取り戻すことは
ひいては人間社会の内容を再向上させる重要なる鍵と
言えるでしょう。

今“草枕”を解説なしにすらすら読める人はごく少人数に
なってしまいました。とても残念なことです。若い人こそ
この難しい本に挑戦してほしいものです。

小生も生きていたら、10年後にまた漱石を読み返し
たいと思っています。

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