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いかに生き延びるか 


DSC02488.jpg


今評判の“少年H”を見てきました。

先の正義なき戦争に巻き込まれた平凡なる一家の様子が
少年の目と行動を通して克明に描かれた映画です。

少年Hの家族は紳士服仕立て屋の父、敬虔なキリスト教徒の母、
それに妹の4人家族で神戸の街の片隅でささやかながらも幸福な
生活を送っている。

そんな家庭に突然降りかかってきた戦争という不条理。
そして戦争が進むとともに深まっていく周囲との溝。

父は外国人との交流があったとしてスパイ容疑をかけられる。
近所の音楽好き青年は共産主義者として憲兵に逮捕される。
出征を拒んだ若き女形役者は耐えきれず首をくくる。
少年Hもクラスの中でだんだん孤立していく。

中学校での軍事教練、隣組の防災訓練、食糧不足、軍部の
強圧的な鼓舞にもかかわらず、状況はだんだん悪くなっていく。

政府は戦況不利の真実を伝えず、ある日突然、神戸にもB29が
飛来し、街を焼き尽くしてしまう。
こうして日本は敗戦へと敗戦へと突き進んでいく。


周囲の者たちが戦争に翻弄され、国家の無謀な野望に
否応なく巻き込まれていく中、少年Hの家族は、家族の
きずなを失うことなく自分たちの信念を貫いていく。
平和を願い皆の幸福を神に祈る母の姿が印象的だ。

やがて終戦となり日本は生まれ変わる。
少年Hは昨日まで“天皇陛下万歳”を叫んでいた者たちが
“民主主義万歳”を大声で叫んでいるのを見て、大人たちの
変わり身の早さに驚きかつ深く傷つく。

そんな少年Hを父は優しい言葉で慰める。“彼らを責めては
いけない、これが戦争だ。日本も生まれ変わった。今日から
われらも新しい生活を始めようではないか”と。

戦争には勝者も敗者もない。あるのは犠牲者だけだ。
殺しあって物事を解決しようとする手段が今もって
世界のあちこちで遂行されていることは本当に嘆かわしい。

賢明なる人間の英知はどこに行ってしまったのだろうか。






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