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悠風の里から

のんびり、ゆったり・・・前に向かって

ベートーベン・・交響曲第7番 


午後ふとラジオをつけると、懐かしい曲が流れてきた。
ベートーベンの交響曲第7番。ちょうど第3楽章に入ったところで、
安物ラジカセのスピーカーから、あの魂を揺り動かすような重々しい弦の
響きが聞こえてきた。

学生時代、三畳の安下宿でコタツ兼布団の中でよく聞いたものだった。
当時はまだオーディオセットなどといった性能のいいしゃれたものは無く
おもちゃみたいなレコードプレーヤーに、中古レコード店で見つけて
きた傷だらけのレコードを、恐る恐るのっけては聞いたものだ。

今は金さえ出せば生演奏が手軽に聞けるご時世になったが、不思議なことに
いくら大金?をはたいて生演奏を聞いても、当時の感動は起こらない。

思うに大人になってで間延びのした感性は、何かを求めて必死になって
いた当時の純な感性に遠く及ばない。今、どれだけの人が感動の涙と共に
コンサートホールをあとにするだろうか。

アンテナが折れたラジカセでズーズーという雑音と共に聞いた今日の演奏は
久々に、当時の感動の一端に触れることができた。

演奏はレナード・バーンスタイン指揮、ボストン交響楽団。バーンスタインが
この世を去る2ヶ月前のライブ演奏であった。

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